海外商品を輸入する際、商品製造会社の子会社や、正規の契約を結んだ代理店が輸入・販売するのではなく、他の業者が輸入すること。個人輸入代行も並行輸入に含まれる。輸入ルートが二つ並行することから、並行輸入と呼ばれる。
一般的に、価格が正規代理店よりも安かったり(内外価格差が大きい商品ほど、並行輸入による価格メリットが大きい)、国内未発売の商品が手に入ったりといったメリットがあるが、返品や購入後のメンテナンスなど、アフターケアが不十分な場合がある。日本においては、正規代理店が商標を専有して使用できるとして並行輸入業者に対して輸入の差し止めを行うことができたが、1971年からは合法となった(パーカ万年筆事件:大阪地判昭和 45.2.27無体裁集2巻1号71頁)。フレッドペリー事件においては、最高裁も同じロジックで違法とした(最一小平成15.2.27判タ1117号 216頁)。また正規代理店が並行輸入品をメンテナンス拒否など差別的に取り扱う場合、その態様、効果によっては独占禁止法上違法な行為となる。
本来は正規品(真正品)を正規代理店とは別のルートで輸入・販売することだが、近年は並行輸入と偽り偽造品を販売しようとするなど、問題が発生している。
(Wikipedia より)